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金沢くらしの博物館の概要
当館は、明治32年(1899)に「石川県第二中学校」(通称・金沢二中)の校舎として建てられた木造校舎を活用した博物館です。左右二つの尖塔と、塔に見立てた中央の屋根を加えた「三尖塔校舎」の愛称で、長年市民から親しまれてきました。
昭和53年(1978)6月に金沢市民俗文化財展示館として開館し、主に金沢市民から寄贈していただいた資料を中心に約2万点を所蔵しています。町家のくらしを思わせる生活用品や、戦後の大きな生活様式の変化を象徴する電化製品、金沢の人生儀礼や年中行事などに使われた品々、そして職人道具などを展示しています。
平成19年(2007)に、内容が分かりやすく親しみやすい館名にしようと「金沢くらしの博物館」と改称し、現在に至ります。
平成27年10月より建物の耐震工事を行い、平成28年10月9日にリニューアルオープンしました。収蔵庫であった2階の3室を展示室として開放し、バリアフリーにするためにエレベーターやスロープ、手すりなどを設置しています。
年に4回の企画展示を通して、昔の生活や「金沢ならでは」の資料を中心に紹介していく予定です。
もっと詳しく知りたい方はこちらへどうぞ
展示室のご案内
1階
平成28年10月のリニューアルオープンに際し、全面的に改装しました。
企画展示室
金沢のくらしや風習などを紹介するため、さまざまなテーマの企画展を開催します。
戦前のくらし
金沢の町家の座敷などを再現し、当時のくらしや昔ながらの風習などを紹介します。
戦後のくらし
ちょっと前まで使われていた家電や日用品などを中心に、当時の生活を紹介します。
学校時代(講座室)
建物の学校時代(金沢二中・紫錦台中)を紹介します。また、講座室としても使用します。
2階
平成28年10月のリニューアルオープンで新たに展示室を設置しました。
特別室
伝統産業・工芸の制作用具などを展示します。
金沢くらしの大百科
金沢の郷土料理やことば、昔の写真などを紹介します。
体験ルーム
昔の生活用品や遊び道具にふれたり、記念撮影などができます。
イメージキャラクターの紹介
キャラクターの二人
デザインの表彰式
最優秀賞、準優秀賞、優秀賞の表彰を行いました。
認定式
命名された方とデザインされた方に立て看板の除幕をしていただきました。
開館35周年の記念事業の一つとして、博物館がある校区の金沢市立小立野小学校のみなさんにイメージキャラクターを考えていただきました。多数のデザインの中から、最優秀賞(寺井桃愛さん)と準優秀賞(酒井光さん)の2点が選ばれました。
名称は公募し、最も投票の多かった「くらっしー」が最優秀賞の名前に、博物館の建物の特徴を表す「サンセントウクン」(愛称:さんちゃん)が準優秀賞の名前に決まりました。
平成26年5月24日に認定式を行い、玄関ホールに立て看板を設置しました。今後は企画展の解説などで活躍していく予定です。
《プロフィール》
100年以上経つ木造校舎に住む不思議な生き物。長生きで物知りおじいさんの「くらっしー」と、金沢のくらしを勉強中の「サンセントウクン」(愛称:さんちゃん)の二人が、博物館を楽しく案内します。